兵庫県弁護士会が行っている「授業への弁護士講師派遣」の制度を利用し，本校の中３公民・高1代社会の授業において，アンサー法律事務所の谷宮由和先生に講演をしていただきました。

普段担当されているお仕事の内容の他，司法試験の勉強についてなど，さまざまなお話をしていただきました。弁護士の仕事は「だれかを安心させる仕事」であるというお話に，生徒たちは興味深く耳を傾けていました。生徒の感想を一部紹介します。

「弁護士のバッジに天秤のマークが描かれていて，公平や平等という意味を示していることは，一方だけを弁護するのに変だなあと思っていました。でも，今回のお話で，裁判は常に公平であるべきで，弁護士は加害者の弁護をするときも，その人の権利を主張して，その人の盾となる仕事であることを聞いて納得できました。」（中３）

「谷宮先生が，弁護士はだれかを安心させる仕事だとおっしゃっていました。私も人に何かをして『ありがとう』といわれることが好きなので，弁護士も将来の夢の一つの選択肢になりました。」（中３）

「以前検察官の方のお話を伺った時におっしゃっていた仕事の内容と，今日お聞きした弁護士の仕事の内容がやはり似ているということが今日はっきりわかりました。立場は全然違うのに，どちらも意見を主張するためにたたかうところや，専門的な分野にも踏み込んで調べていくところ，自分で進め方を

検討していくところなど，様々な共通点があるのが法曹界ならではで，面白いと思いました。」（高1)

「中３で模擬裁判を行った時、弁護士の役をやり，誰かの代わりになってその人を弁護するのはかなり難しいということを感じていたので，今日のお話の中にあった，代理人としてその人の権利を守るためにいろいろ考えなければならないということはすごくわかるような気がしました。このような貴重な体験ができたことをこれからの生活や将来に活かしていきたいと思いました。」（高1)

実施にあたりご尽力頂きました兵庫県弁護士会ならびに谷宮先生に

お礼申し上げます。