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社会奉仕グループの活動から

中高共通 行事2017.01.16

☆社会奉仕グループaチーム マゴソ班の募金活動



社会奉仕グループaチームのマゴソ班が、ケニア・ナイロビのキベラスラムにあるマゴソスクールのクリスマスパーティのために今年も募金活動を行いました。

table for two (自分がご飯を食べる時、世界の別のもう一人のことを思い出そう、というコンセプトでNGO団体が始めた社会奉仕運動です。)の言葉のように、マゴソスクールの子どもたちと一緒にクリスマスをお祝いしたいという思いから1124日(木)?26日(土)の3日間、全校生に募金をお願いしました。


募金は総額で80,632円集まり、早川さんのもとにクリスマスメッセージとともに届けられました。

1226日にクリスマスパーティが行われ、早川さんからクリスマスパーティの写真とともにメッセージが送られてきました。


16magoso☆☆.jpg

☆早川さんからのメッセージ(一部抜粋)☆


神戸海星女子学院ではこれまで10年間、毎年講演させていただいており、中学3年生の皆さんにキベラスラムのお話を聞いていただいています。学院祭ではマゴソスクールに関しての展示や、グッズの販売までしてくれて、これまで多大なご協力をいただいています。感謝の気持ちでいっぱいです。

このクリスマスパーティに来てくれたマゴソスクールの近所の人々や子どもたちは、日々の暮らしの食事にもこと欠くような、大変厳しい生活をされている方々がたくさんいます。私は子どもたちの家庭訪問をするとき、それぞれの家庭のあまりに困難な暮らしぶりに絶句してしまうことも多いです。

 そんな家庭のママたちからゆっくりと生活のお話を聞いていくと、子どもたちにどれほど食事をさせてやりたいか、そして、どれほど学校で勉強させてやりたいと願っているか、そんな切実な想いが伝わってきます。みんな本当にがんばって生きていると私はいつも尊敬します。

マゴソからクリスマスのお礼☆.jpgのサムネール画像


普段の生活の中で食べている食事は、本当に、生きるためのギリギリのラインでの非常に粗末な食事です。たったこれだけの食事で、過酷な労働や劣悪な生活環境を生き、そして、多くの人々が病気を抱えています。まともに病院に行くこともできない、薬を満足に買うこともできない暮らしですから、そんな体調不良もだましだまし、とにかく毎日をひたすら生きている、そんな日々の繰り返しです。

こうやって年に一度、マゴソスクールに集って、みんなで歌い踊り笑い合い、そしてごちそうをみんなで食べて、共に祈る、ということが、彼ら彼女らにとってどれほど誇らしく、華やかな気持ちになり、喜びを得られる特別な出来事であるかということ、私はそれを自分の目で見て、つくづく実感し、何とかこれを毎年続けていきたいと願ってきました。

しかし、日々の運営に必要な資金調達にも四苦八苦で、このような特別なことを行うための資金というのは私たちが自力で捻出していくのはとても難しいことです。

今回、このマゴソスクールのクリスマスパーティを催行するためにかかった費用は約8万シリング(約10万円)。その約8割を、神戸海星女子学院の皆さんが、キベラスラムの人々にもクリスマスの祝福を届けたいという優しい気持ちで呼びかけ、集めてくださいました。

この場を借りまして心からのお礼をお伝えしたいと思います。

ご協力くださいました皆様、本当にありがとうございました。

早川千晶より