神戸海星女子学院中学・高等学校には、教育理念を実現するための取り組みがあります。
様々な経験を積み重ねることによって、生徒一人ひとりが自らの個性を大切に、自分らしく成長することを目指しています。
朝終礼に祈りの時間を持つことで、日々の自分を振り返ります。また、週1回行われる礼拝朝礼では、聖書と校長先生のお話を聞き、神と私達の関わりや自己のあり方を考えます。
その他、年に一度、学年単位で神父様のお話などを通して、自分を静かに見つめる日があります。
このような取り組みを通して、流行にとらわれない精神的な価値観を育てることを目指しています。
神戸海星女子学院は、音楽の授業以外に、礼拝朝礼で歌われる聖歌や入学式・卒業式での合唱など音楽にあふれています。音楽は祈ることに通じ、皆の心を一つにしてくれます。
「感謝のラプソディ」「サルヴェ・レジナ」という学校オリジナルの合唱曲があり6年間を通して歌いついでいます。特に、クリスマス会では各学年が練習を重ねた合唱を通してキリストの誕生を祝います。
中学から高等学校までの6年間を活かし、自分に合う将来を発見できるように指導しています。
進路指導を単に受験指導と考えるのではなく、生徒達が自分の適性を理解し、興味・関心を大切にして「将来何をしたいか」「どう生きたいか」を見出せるように時間をかけて指導しています。
そのために、社会で活躍している卒業生や大学生、また大学の先生を招いてキャリア・ガイダンスを行っています。このように様々な学問分野や実際の仕事について話を聞くことで、より具体的に将来を考える機会を作ります。
高等学校では、時代の変化と共に多様化する生徒の進路に対応するため、幅広い選択授業を行っています。
文系と理系にクラス分けをするのではなく、生徒達が個々の興味や進路に応じて、各教科分野から科目を選択し自分に合った時間割を作ります。また、芸術系、英会話やフランス語の選択もあり少人数で授業を行っています。
このような決定をするにあたっては、選択説明会を生徒・保護者に行い、面談を行うなど適切な選択ができるように配慮しています。
中学校では、各教科の基礎学力と学習習慣をつけることに重点をおいています。
そのために宿題や小テストを通して、授業で学習した内容をきちんと身につけるように指導します。また、小テストの結果により追試をしたり補習を組んだりして、苦手意識を作らないよう生徒達を励ますことも大切になります。
2010年度からは、週6日制授業が始まり、国語・数学・理科・英語の時間数が増えることで更なる基礎学力アップを目指しています。
外国語学習を通して異文化理解を深め、国際的な視野を養います。
2011年度より、高等学校2年を対象にフランスへの修学旅行を実施します。
本校の設立母体である修道会がフランスにあり、その地を訪れることで建学の精神であるカトリックの心に触れることを目的にしています。
大都市ではなくブロワ、リジューという地方都市を訪ね、地方に息づいているフランスの文化や生活を知るとともに、現地の高校生と交流することにしており、グローバルな視野を養う機会にもなると考えています。昨年の夏には高校生の有志でフランスへの研修旅行を行いました。
オーストラリアにあるカトリック校と15年にわたって交流を続けています。
高等学校1年の夏に現地の高校を訪問し、授業やホームステイを体験します。また、秋にはオーストラリアから留学生を迎え、日本文化を紹介したり遠足に行ったりします。このプログラムでは、自分が受け入れられることと他者を受け入れることを通して、ホスピタリティの精神を学ぶことを目的としています。
生徒達は、毎年オーストラリア生を迎えることを楽しみにしています。
英語教育の一環として続けてきた中学生のための英語暗誦大会と高校生のための弁論大会は30回を超えました。全員が参加するクラス・学年予選によって選ばれた各学年の代表が、練習を積み重ねた発表を行い、外国人審査員を招いて優勝者を決定します。
中学1年では、英語を楽しむ目的で、歌やスキットを発表するイングリッシュ・フェスティバルを行っています。
また、校外コンテストにおいても、毎年優秀な成績を修めています。
学院祭や体育祭などの行事を、生徒自らが企画・運営します。
体育祭では、体育委員が中心となり、学院祭では生徒会と有志の運営委員が活動しています。どちらも自分たちが楽しむよりも、お客様に見て楽しんでいただきたいという気持ちで、準備から後片付けまで労を惜しまず積極的に働きます。
このように仲間と協力して働いた後の達成感は何物にも変えがたく、生徒達の心に残ります。行事は人のために自らを役立てる奉仕の精神を実感できる場となっています。