安全対策
お子さまが安心して学校生活を送るためには、安全対策が欠かせません。本校では、登下校時から校内に至るまで、多方面から児童の安全を守る取り組みを行っています。
通学時の安全対策について
本校では、私立小学校という特性上、多くの児童が電車やバスなどの公共交通機関を利用して登下校しています。遠方から通学する児童も多いため、保護者の皆さまにとって、お子さまの毎日の通学は大きなご心配の一つであると受け止めております。そのような状況をふまえ、以下のような安全対策を実施しています。
1.地区別集会の実施
同じ地域から通学する児童同士が顔を合わせる機会を設け、通学経路や緊急時の対応について共通理解を深めています。また地域ごとのつながりを育むことで、児童同士が日々の登下校時にも自然と助け合える環境づくりを目指しています。
2.集団下校の練習(通常時・非常時の2種類)
児童がさまざまな状況において安全に下校できるよう、以下の2種類の集団下校訓練を行っています。
通常時の集団下校
同じ方面に帰宅する児童同士が、まとまって下校する訓練を実施しています。通学経路の確認や、公共の場でのマナー、安全な歩行の仕方などもあわせて指導しています。
非常時の集団下校
地震や大雨などの自然災害、または公共交通機関の運休・遅延といった非常時に備え、普段とは異なる交通手段やルートを使って下校する訓練も行っています。児童自身が臨機応変に判断し、安全に行動できる力を育むことを目的としています。
3.登下校時の見守りとチェック体制
児童が毎日安全に登下校できるよう、さまざまな見守り体制を整えています。

警備員の常駐
小学校の正門には警備員が常駐しており、登下校時の児童の様子をしっかりと見守っています。児童が安心して校内に入れるよう、また不審者の侵入を防ぐための大切な役割を担っています。

正門の施錠
登校完了後から下校時刻までは、正門を施錠し、外部からの無断侵入を防止しています。来校者にはインターホンでの確認を徹底し、校内の安全を確保しています。

防犯カメラの設置
校内および正門付近には防犯カメラを設置し、登下校時を含めた児童の動線を記録・監視しています。異常があった場合の早期対応を可能にし、日々の安全確認にも活用されています。
ICタグによる登下校チェックシステム
児童一人ひとりにICタグを配付しており、校門を通過すると保護者の方へ登下校の時刻をメールで自動通知するシステムを導入しています。保護者の方にとっても、お子さまの登下校状況をリアルタイムで確認できる安心の仕組みです。

GPSサービスの利用
ご希望のご家庭には、児童の現在地を確認できるGPSサービスのご利用も可能です。登下校中の移動状況や、万一の際の位置情報の把握に役立てていただけます。
4.交通安全教室
小学1・2年生を対象に、生活科の授業の一環として交通安全教室を実施しています。警察の方をお招きし、クイズ形式で楽しく交通ルールを学びます。運動場に設置した信号機や白線を使って、実際の通学路を想定した歩行訓練も行っています。さらに、本校の通学路の中で特に注意が必要な場所についても指導を受け、児童の安全意識向上に役立てています。


災害時の訓練・備蓄について
児童の安全を最優先に考え、地震・火災・不審者対応の3種類の避難訓練を定期的に実施しています。これにより、いざという時に落ち着いて行動できる力を育んでいます。
1.地震・火災避難訓練
地震や火災発生時の安全な避難経路の確認、迅速な避難行動の習慣づけを目的として実施しています。児童一人ひとりが自分の身を守る意識を高めることを重視しています。
2.不審者対応訓練
不審者侵入時に備え、警察の方に不審者役を担当していただく実践的な訓練を行っています。さらに、教職員も警察から「さすまた」の使い方の直接指導を受け、対応力を強化しています。児童の安全確保に向けた迅速かつ的確な行動ができるよう、学校全体で取り組んでいます。
3.備蓄品について
万一の災害時に児童の安全と安心を守るため、児童一人ひとりに個別の備蓄品箱を常備しています。飲料水や保存食、防寒シート、簡易トイレ、防災頭巾などを十分に準備しており、災害発生時にも児童が安全かつ快適に過ごせる環境を整えています。

