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海星の目指すもの
自分を見つめ祈る心
日々の祈りと静修
朝終礼に祈りの時間を持ち、日々の自分を振り返ります。週一回行われる礼拝朝礼では、全校生が集まり、聖書について校長先生のお話を聞き、神と私たちの関わりや自己のあり方を考えます。
また、年に一度、静修の日を設けています。成長に応じた学年毎のテーマで、神父様のお話を聞いたり、時に共同作業をしたりしながら自己を見つめ、生き方を考えます。高Ⅲでは、一泊二日で行い、6年間を共にしてきた友と語らい、過去を振り返り、将来について考える機会となっています。
音楽を通して学ぶ祈りの心
神戸海星女子学院は、礼拝朝礼で歌われる聖歌や入学式・卒業式での合唱など音楽に満ち溢れています。音楽は祈ることに通じ、皆の心を一つにしてくれます。「感謝のラプソディ」「サルヴェ・レジナ」という学校オリジナルの合唱曲があり、創立記念日や卒業式など様々な機会に歌いついでいます。特にクリスマス会は、各学年が練習を重ねた合唱を通してキリストの誕生を祝います。最後は、ハレルヤ・コーラスで締めくくられますが、生徒たちはこの合唱をとても楽しみにしています。
人のために自分を役立たせる心
実践を通して学ぶ福祉教育
ハンディキャップをもって生活されている方々や子供たちとの交流を通して、社会に目を向け、共に生きることの大切さを学びます。中学1年では、神戸「しあわせの村」を訪問、中学2年では、養護学校の生徒達を迎え、交流しています。
また、有志による社会奉仕グループがあり、老人ホームの訪問、募金活動など、社会の役に立つことを自らが考えて活動します。最近は、アフリカやアジアの地域に目を向けた活動もしています。
生徒による学校行事の企画・運営
学院祭や体育祭などの行事を、生徒自らが企画・運営しています。体育祭では、体育委員が中心となり、学院祭では生徒会と有志の運営委員が活動しています。どちらも、準備から後片付けまで労を惜しまず積極的に働きます。仲間と協力して働いた後の達成感は何物にも代えがたく、生徒たちの心に残ります。このように行事は人のために自らを役立てる奉仕の精神を実感できる場となっています。
異文化を理解する心
進路ガイダンスと異文化理解合宿――中学3年
ケニアにあるスラムの学校で活動を続けておられる方を招いて、将来を考える視点として、アフリカの現状と子供たちの生活についてうかがいます。
また、異文化理解合宿では、英語圏であっても、様々の国と地域出身の講師の方々に、英語での実践的なコミュニケーションを学びます。
オーストラリア交換プログラム――高校Ⅰ年生
オーストラリアにあるカトリック校と20年以上にわたって交流を続けています。夏に現地の高校を訪問し、授業やホームステイを体験し、秋には留学生を迎え交流します。このプログラムでは、自分が受け入れられることと他者を受け入れることの両方を通して、ホスピタリティの精神を学ぶことを目的としています。
フランス修学旅行――高校Ⅱ年生
本校の設立母体である修道会がフランスにあり、その地を訪れることで建学の精神であるカトリックの心に触れることを目的にしています。大都市ではなく、ブロワ、リジューという地方都市を訪ね、地方に息づいているフランスの文化や生活を知り、グローバルな視野を養う機会としています。
※情勢により、2017年度は実施いたしません。