イギリス語学研修⑧
#学校の様子
校外学習最終日は湖水地方です。約2時間半バスに乗り、まず降りたのは湖水地方(Lake District)の中心にある、美しい湖と緑豊かな山々に囲まれたグラスミアという小さな村です。

詩人ワーズワースが「人類が見出した最も愛らしい場所」と称えたことで知られています。かわいいお店やカフェが並んでいます。 到着すると、ほとんどの生徒が有名なジンジャーブレッドを求めて走っていっていなくなりました(みんなよく調べています…)。


自然の中の公園でランチを済ませ、 ワーズワースがかつて暮らした「ダブ・コテージ(Dove Cottage)」に向かいました。
このDove Cottage はワーズワースと妹のドロシーだけでなく、親友の詩人サミュエル・テイラー・コールリッジや、後にこの家に住むことになる評論家トマス・ド・クインシーなど、当時の主要な文学者が頻繁に集まり、滞在していました。

コテージのすぐ隣には博物館があり、ワーズワースの代表作「水仙(Daffodils)」の直筆原稿や、ドロシーの実際の日記など、世界有数のロマン派文学のコレクションが展示されています。Dove cottage でワーズワースの詩を見つけてくるという宿題があり、博物館もじっくりみていました。



コマドリにも出会いました。

そしてバスでさらに約30分。ピーターラビットの里であるHill Topに到着しました。

Hill Topの向かい側ではたくさんの羊がのんびりと牧草を食べていました。


「ヒル・トップ(Hill Top)」は、ピーターラビットの作者ビアトリクス・ポターが実際に購入し暮らした農場兼住居です。ビアトリクス・ポターは本の印税を使ってこの地所を買い、実際に農場を経営していました。ビアトリクス・ポターの絵本が売れたのは、絵本を子どもが自分で持って読める小さなサイズにしたり、すべてのページに必ずイラストを配置したりして、幼い子どもでも楽しめる工夫をしたからです。
Hill Topは『ピーターラビットのおはなし』をはじめ、多くの絵本の背景や物語のモデルになりました。最初はロンドンの実家で両親と暮らしながら、ここを絵本を描いたり、農場経営を学んだりするための避暑地・アトリエとして使っていました。1913年、地元の弁護士ウィリアム・ヒーリスと結婚し、結婚後は、Hill Topのすぐ近くにある「キャッスル・コテージ(Castle Cottage)」という別の家に住み、そこで生涯を過ごしました。羊がいる牧草地の向こうに見える白っぽい建物です。ですが、引っ越し後もヒル・トップは手放さず、「創作活動をするための仕事場」また、「お気に入りの家具やコレクションを保管する場所」として、亡くなるまで大切に使い続けました。1943年に彼女が亡くなった後、遺言によってヒル・トップは「彼女が暮らしていた当時の状態のまま保存すること」を条件にナショナル・トラストへ寄贈され、現在は一般公開されています。

生徒たちは、ここで絵本を書くビアトリクス・ポターを想像しながら家の中をみてまわりました。どこかにピーターがいそうな、お花がたくさん咲く庭も楽しみました。

