☆創立記念を祝う

鮮やかに色づいていた木々も落葉を始め、今年も早や12月を迎えています。例年になく厳しい寒さが続いていますが、校内にはリースやステンドグラス、さまざまなオーナメントが飾られ、クリスマスらしい心湧き立つような気分にあふれています。もっとも、生徒たちは来週から始まる期末試験にそれどころではないかもしれませんが・・・

 12月8日は、本校の創立記念日。今年で62回を迎えます。12月8日に先立つ、5日と6日、中高それぞれに創立記念の集いを持ちました。今年は、聖母大学の学長を務められ、本校の卒業生でもあるシスター水島洋子先生に「海の星であるマリア様に導かれて」というタイトルでお話していただきました。

 シスターは看護師として長く命に向き合ってこられました。海星の中学校時代にシュバイツァーの本に出会いアフリカと博士の生き方に心ひかれたそうです。後に、派遣されたセネガル、ブルキナファソの厳しい現実の中で、どうやって少しでも命を救えるのかと真剣に考えたとき、それは３つのＨ、Head、Hand、Heartを使うこと、つまり学んできた知識を活かし、手を使い、心をこめることだったと話してくださいました。そして、他者の命、自分の命を大切にしてほしい、他者に向けて愛を向ける道を選んでほしい、そこには必ず真理である神がおられことを、伝えてくださいました。

 こうして、創立記念の

日に、「真理と愛に生き

る」という学校目標につ

いてもう一度考え、 最後に、中学校は「感謝のラプソディ」を、高校は「サルヴェ・レジナ」全楽章を合唱して、創立記念の集いを締めくくりました。