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中2 福島の話をきく

中学校 行事2014.03.05

 2月27日(木)、福島からシスター小沢が来てくださり、中2の生徒たちを前に、現在の福島のようすをお話しくださいました。この学年は、昨年度シスターに宗教の授業を受け持ってもらった学年です。

 

14 sr ozawa 2.jpgのサムネール画像現在、シスターは福島第1原発から24.5?の所に住んでおられますが、ご自分で撮影されたたくさんの写真を見せてくださいました。

 

1年以上たっているのに、まだ道路のガードレールにひっかかったままの自動車、畑に残された船、田んぼの中の自動販売機・・・・。

 

 

「津波は引き波の方が恐ろしい、いろんなものを巻き込み、エネルギーも大きい」というお話でしたが、本当になくなってしまった駅の山側のレールは波にえぐりとられ、海側のレールは残っていました。

 

 

お話の結びに、こうおっしゃいました。本当にひどいこと、困難はいっぱいあるけれども、「自分に不利なことを受けとめる力をもってこそ」だと。逆境にまけないで生きて行きなさい、という強いメッセージを感じました。

 

 

南相馬市から一世帯に一台支給された

線量計▽

14senryoukei.jpg

         

 

 

 

 

 

 

▽見せていただいたスライドから

 

 

@14hukusima152.jpg

 

                                                       

 

【中2生の感想文から】

 

 東日本大震災からもうすぐ3年がたとうとしています。私はあの日、小学校の運動場で放課後遊んでいた時に、どうやらとても大きな地震がおこったらしいということを知りました。家に帰ってみると、テレビではどのチャンネルも被害について報道していました。

 私はその報道を見て、何だか心が空っぽになりました。無力感を感じました。その時、阪神大震災を経験したお母さんは言いました。「あの時(阪神淡路大震災)、外から聞こえてきたのは、助けてって言う悲鳴と報道のヘリコプターの音だった。」このことばが忘れられません。今思い出してもとてもことばに表しきれない気持ちになります。人間ってなんだろう、人間がものすごく小さなものに感じられます。

 けれども今回のお話を聞いて、そんなことない、と思えました。人間はけっしてちっぽけなものじゃない、あれだけの災害にあっても、それでも支え合って、あきらめずに生きている!

 一歩一歩前に進んでいる!と。

 

大切なことを教えていただいて本当にありがとうございました。

手作りの針山も、大切にします。

 

 

*         *        *

 

 

仮設住宅にお住まいの方から、生徒・教職員ひとりずつに手作りの針山をいただきました。

14hariyama hukusima.jpg

ペットボトルのふたをリサイクルした、かわいい模様のはいった一品です。

 

 

 

 

 

 

 

ありがとうございました。

 

 

神戸の地から東北に思いをはせたいと思います。

 

制服2.jpg