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中3進路ガイダンス

中学校 行事2016.07.04

中3進路ガイダンス講演会が62日(木)の56時間目、講堂で行われました。

中学3年生の視野を広げる目的で、2005年度からケニア・ナイロビ在住のフリーライター、早川千晶さんにキベラスラムに暮らす人々やスラムにあるマゴソスクールの子供たちについて講演をしていただいていますが、今年は、そのマゴソスクールの創設者のリリアンさん、教頭先生のオギラ先生、さらに、アフリカの太鼓奏者の大西さんをお迎えして、お話だけではなく、たくさんの歌も歌って頂くことができ、楽しく、心に残るガイダンスとなりました。


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早川千晶さんは、「アフリカの人たちは厳しい暮らしをしていても、助け合って生きていて、命の輝きのようなものがある。」と話をしてくださいました。


リリアンさんは、「自分自身がスラムで孤児になり、親のいない大変さを味わってきたので、自分と同じ境遇の子供たちを助けたいと思いマゴソスクールを作った。お金はなくても、心の奥底からの愛の言葉があれば生きていける。そして、私の夢はたくさんの子供たちを助けていくことだ。」と話してくださいました。


オギラ先生は、「スラムで6カ月の弟を抱え、ストリートチルドレンとなったけれど、生きることをあきらめずに過ごした。そして、リリアンさんと出会い、勉強をし、なりたかった先生になった。先生はすごい仕事だ。子供たちに『あんなふうに生きていきたい。』という希望を与えられる。だから一生懸命頑張る。」と話してくださいました。そして、「つらいことがあったら、う?んと上を見る。そしたら元気になる、勇気をもらえるよ。」とも言ってくださいました。


大西さんは、素晴らしい太鼓とギターで会場の雰囲気を盛り上げてくださいました。そして、「好きなものはありますか?自分にとってそれは音楽です。好きなことで周りを幸せにする、周りの人を笑顔にする、そう思って生きている。」と話してくださいました。


進路ガイダンスときくと、大学進学や職業選択と思いがちですが、自分の進路を考えるにはまず視野を広げること、日本や世界を知ること・・・・これを機会に、自分自身で積極的に視野を広げていってほしいと思います。