卒業生代表の言葉には、今年は様々な行事がなくなり、残念なことがたくさんあったことに触れた上で、「高校三年生の一年も今までと同様、素晴らしい一年だったと思います。特に、長い自宅での自粛期間中、パソコンの画面越しであっても友達の顔が見られた時の喜びは私にとって忘れられないものとなりました。」と前向きな言葉がありました。

「友達と一緒に授業を受ける、お弁当を食べるなど今まで当たり前だと思っていたことにも、幸せを感じられたこの一年は高校最後の一年として価値あるものだったのではないでしょうか。海星で皆さんと出会い、六年間を共に過ごし、そして今日ともに卒業できることを心から嬉しく思います。」

また、在校生へ向けて、「新型コロナウイルス感染終息の兆しが見られない今、行事ができない、友達とも社会的距離を取らなければならないなど今まで当たり前だったことができず、心細い気持ちになることもあるでしょう。しかし、そんな時こそ小さな喜びを噛み締め、この状況を、今まで目を向けられていなかった素朴な幸せを発見する学びの機会として受け止めてほしいと思います。そして、いつも支えてくださる先生方や両親への感謝を忘れず、海星での残された時間を悔いのないものにしてください。」とメッセージをくれました。

今年は本当に我慢させられることの多い1年でした。これから卒業生の皆さんが歩いていく道が明るく開かれていくよう、お祈りしております。ご卒業、おめでとうございます！